ショートステイとは

ショートステイとは、自宅での介護が一定期間できなくなった際に、その期間だけ被介護者が老人ホームや介護施設に入所することを言います。
ショートステイは最短1日から1日単位で利用でき、食事・入浴・介護などのサービスを受けることができます。
介護をする人が何らかの理由で介護できない期間が生じたときや、介護施設の入居待ちの時などに使われています。

ショートステイの利用場面・目的

ショートステイを利用する場面は様々ですが、利用者の状態が悪化した際や介護をしている親族が休息を取るために利用されることが多いです。

具体的には、以下のような事例でショートステイを利用する方が多いので、参考にしてください。

〈介護側〉

  • 介護をしている家族が体調を崩した時
  • 介護者が旅行などに出かけることになった時
  • 仕事や冠婚葬祭などで介護者の都合がつかない時
  • 介護者が心身の疲労を感じて休息を得たいと思った時

〈介護される側〉

  • 利用者(被介護者)の病状が悪くなった時
  • ヘルパーが来ない日が一定期間続く時
  • 施設に入居した時のイメージを掴んでおきたい時
  • 孤独を感じた時

ショートステイするための条件と期間

介護保険が適用されるショートステイを利用する場合、要介護認定を受けている方が対象となります。

具体的には、以下の2つのいずれかに該当していなければ利用できません。

  • 要支援1・2または要介護1~5の65歳以上
  • 40歳以上65歳未満で特定疾病で要介護認定を受けた人

ショートステイの利用可能期間は最短で1日からとなっており、連続利用の場合は30日間まで利用可能です。

また、介護保険の適用範囲内で利用する場合は介護度によって利用可能日数が変わり、以下の表のようになります。

要介護度 利用可能日数
要支援1 6日
要支援2 11日
要介護1 17日
要介護2 20日
要介護3 28日
要介護4 30日
要介護5 30日

 

なお、上表の日数を過ぎても、費用を全額自己負担するのであれば30日間までなら連続利用が可能です。

※介護保険が適用されるショートステイを利用する場合、ケアマネージャーにケアプランを作成してもらう必要があります。

利用できる施設